介護業界において派遣スタッフは不可欠

一般企業では自社の正社員から仕事を埋めていき、仕事が溢れた場合にはアルバイトなど非正規社員を使って一時的に仕事を熟す。
自社で募集するスタッフは、手間が必要な代わりに賃金を抑えられるが、業務が煩雑するデメリットも生じるため大手企業では外部へ委託して人材を確保する。
グローバル化が進む今日、朝から晩の定時で業務が終わる固定勤務制は減っており、365日24時間業務が行えるシフト制を採用している企業も多く、救急に対応している医療機関や早朝・夜間・滞在型に対応している介護施設では古くからシフト制を実施している。
介護職は低賃金と言われているが、シフト勤務であればライフスタイルにあった働きをすることが可能なため、子育てをしながらでも働き続けられる。
また、規則の縛りが少ない非正規社員であれば、業務で身に付けたスキルを活かして同業他社で兼務することも可能。
介護施設は自社で募集するスタッフを多く利用した方が安上りだが、日本では少子高齢化が進み介護スタッフへの需要過多の状況は続くため、高い賃金を支払ってでもスタッフを確保しなくてはならない。
派遣会社に人材を求める場合は自社の人材との調整が必要、本来なら賃金の安い自社スタッフを多くシフトに組み込みたいとこだが、安定的な運営を行うためにはシフトに派遣スタッフを多く組み入れ、自社の人材は補完としてシフトに組み入れている。
介護職は過酷な仕事ではあるが、忙しい時には派遣スタッフの応援を受け、柔軟に働けるようシフト制を実施している介護施設で働くと末永く続けられる。